ゆくゆくは独立して開業という方向もあります。ウチを経て荒尾で開業している人もいます。例えばママさん美容師だったら子どもを見ながら自分のスタンスでできるのもいいですしね。私は会社組織という形態にして進めています。この夏、自分もコロナに感染しましたが、フタッフがいてくれたので、休業せずに売上も確保できました。

通信という方法もあるし、ワーキングアカデミー（午前中は学校へ行きで午後は現場で働く）という方法もあります。私の個人的な感覚ですが、早い段階で「絶対に美容師」と決心できているのなら、働いた方がいい。「まだ何となくだけど美容師に…」という子は、美容学校に進むのを勧めます。二十歳前後のその二年間をどう使うか…本人次第ですね。

良かったと思っています。
鏡の中のお客様が、笑顔で「いいね！ありがとう」と言われたときの気分は最高です。また来店してくれたり、この店評判良いよ、と言ってもらえたときなど、態度には出しませんが、心の中では小躍りしています 笑。
お客さんの反応が直に味わえるのは美容師の特権ですね。

あります。美容師3年目。
その頃、今のように休みもなく、給料も安かったんです。
大手企業の面接を受けたこともありました。けれど、自分には無理だなと感じ、私には美容師しかない、と思い直しました。

コミュニケーション能力かな…。
でも、一生懸命さがあればそれでいいと思います。一生懸命な姿は、それだけで相手に人柄が伝わるから。
「美容師さんは手先が器用なんですよね」などと言われますが、腕前なんて練習すればどうにかなります。でも、その人がどういう人なのか、という根本的なところはなかなか変えられないですよね。

やりがいを感じる仕事として、とても良いと思います。
AIとかができてきて便利になる一方で、人間の仕事が減っていく時代になってきています。でも美容師の仕事って、よほど技術が進化しない限り、なくならない仕事だと思います。
そういう点でも美容師いいんじゃないかな。給料の相場も上がっているし、職業としても世間的に認められている。そう思います。
中高校生がうちに来たら、「将来何になりたい？」と訊ねることがあります。「美容師いいよ！玉名で美容師になるならうちにおいでよ」と言ってます。