そこは懐かしい記憶の扉。
カメラ片手に歩きたい、風情あふれる玉名の古い町並み。
まるで昔に迷い込んだようなレトロ散歩をご提案します。
時間がやさしく流れ、心がなごむ
玉名には、歩いているだけで心がほっとするような。素敵な場所があるんですよ。古い建物が並ぶ通りや、昭和の面影を残す路地裏。そんな玉名のレトロな魅力を、ゆっくりとご紹介していきますね。
歴史がそっと語りかける、高瀬の町並み
玉名市の高瀬地区では、南北朝時代に菊池武尚が保田木城を築いた歴史ある土地です。菊池川の水運で栄え、海外との交易でも賑わった港町でした。江戸時代には肥後五ヶ町のひとつとして発展し、商業の中心地として多くの人々で賑わっていたそうです。
今でも蔵造りの建物や昔ながらの町家が残っていて、白壁の土蔵や瓦屋根、格子窓のある建物が並ぶ通りを歩いていると、なんだか昔の時間にそっと迷い込んだような、不思議な気持ちになります。古いお店のたたずまいから、当時の人々の活気が伝わってくるような気がしませんか。静かな通りに自分の足音だけが響いたり、お店の暖簾が風に揺れていたり。そういう一つひとつの風景が、この町の歴史を教えてくれているのかもしれませんね。
水辺に咲く、季節の彩り
高瀬地区を散策していると、菊池川の美しい風景にも出会えます。季節になると裏川沿いには花菖蒲が咲き誇り、水面に映る花々の姿がとても風情があるんですよ。ゆっくりと流れる川を眺めながら歩いていると、かつて菊池川を行き交った船の様子が目に浮かぶようです。水運で栄えた町ならではの、穏やかな時間が流れています。
レトロな看板と、町の記憶
街を歩いていると、昔ながらの文房具店の看板や、懐かしい雰囲気の温泉施設など、時代を感じさせる建物に出会います。中には少し傷んでいるものもありますが、それもまた味わい深く、この町が歩んできた時間の長さを物語っているようです。カラオケ店の看板の横に並ぶ映画ポスター、古い書店の佇まい。それぞれが、この町で暮らす人々の生活と共にあった証なのでしょうね。
レトロ玉名さんぽ





映画と歩んできた町の物語
昔、玉名市には映画館があって、たくさんの人がスクリーンに映る物語に心を躍らせていた時代があったそうです。
「たまきな映画のつどい」という催しで市民の方々が名作を楽しんだり、玉名市出身の俳優・笠智衆さんを記念した、「笠智衆映画祭」が開かれたりして、映画という文化を通じて、人々のつながりを深めてきた歴史があるのですね。
看板の絵をじっくり見ていると、当時の人たちはどんな気持ちで映画を観ていたのかなって、想像が膨らみます。今は何でもデジタルで見られる時代だからこそ、こういうアナログなものに惹かれるのかもしれません。
路地裏で出会う、昭和のロマン
町の中心から少し歩いて路地裏に入ると、まるで時間が止まったかのような景色に出会うことがあるんです。特に「名画名作通り」と呼ばれる場所は、訪れる人々を昭和の映画黄金期へと誘ってくれます。
足湯の近くで見かけた古い映画の看板が並んでいる場所は、なんだか懐かしい気持ちになりました。「風と共に去りぬ」や「世界を賭ける恋」、そして「男はつらいよ」などなど、昔の名作映画のポスターが壁面を彩っています。
どれも手で描かれたものだからか、デジタルにはない温かみを感じるんですよね。石原裕次郎や浅丘ルリ子といったスターたちの姿、色褪せたポスターの質感が、当時の映画館の賑わいを思い起させます。「ローマの休日」のオードリー・ヘプバーンの優雅な笑顔も、訪れる人々を温かく迎えてくれているようです。
こういうものが大切に残されているのは、とても素敵なことだと思います。
自分だけの宝物を探して
もし玉名を散策される機会があったら、温泉街や高瀬の古い町並みをゆっくり歩いて、歴史の面影を探してみるのはいかがでしょうか。
曲がり角の先に、自分だけの宝物のような風景が見つかるかもしれません。
カメラ片手にのんびりと散策してみてください。現代の喧騒から離れ、ゆっくりと時間が流れる空間で、地域の歴史と文化に触れることができます。
そんな風に玉名の歴史に思いを馳せながら歩くのも、素敵な時間の過ごし方だと思います。
きっと、心に残る暖かな風景に出会えると思います。
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