仕事人インタビューその④は、海苔養殖機械の業界で知らぬ人はいないという、ナルセ機材有限会社の社長で、50件以上の特許を取得し発明家の顔も持つ鳴瀬益幸（なるせ ますゆき）さんにお話を伺いました。
鳴瀬さんの考える「仕事人」とは
「人の役に立つものを作り続ける」という理念のもと創業して60余年。「こんなものが作れないか」という要望に応えるために、試行錯誤しながらの少量生産。
誰もが必要なものじゃないかもしれないし、効率も良くない。けれど誰かがやらなきゃいけない。そんな思いで続けてきました。社会が求める価値を作り出していると自負しています。
未来を担う若い人たちに伝えたいことはありますか
私は器用な人間じゃないんですよ。
能力はないけれど、いろんな経験をしてきたんです。
とことん深く考えて、気付きを知識にする。…そういうことを長年繰り返してきたので、仕事の中で「こんな場合はこうすれば良くなる」というのが分かるようになりました。
知識の量と経験値…これがアイディアの種になるんです。
若い人も、好奇心と探究心を持ち自分の夢に挑戦し続けて欲しいと思います。
インタビューを終えて
87歳とは思えないほど若々しい鳴瀬社長。お客様が求める”品質と機能性”を追求し、機器の製造に取り組まれています。
テレビや新聞のニュースでも話題となった、アクセルとブレーキの踏み間違えを防止する、『ワンペダル』（国内及び国際特許取得）は、まさに社会が求めている製品でした。
ナルセ機材有限会社
玉名市岱明町野口603 0968-72-5211
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