
~予想外の大満足⁉の巻 ~
始まりは母からの突然の電話
「にっしーです!」なんて陽気な挨拶とは裏腹に、この物語の幕開けは、今から遡ること半年前のオカンからの1本の電話から始まったのです。
そう、あれはまさに、青天の霹靂(おおげさ?いや、私にとってはそうだった)

もしも~し?万博の券、社割で半額やったから、一応6枚買っといたで!
受話器の向こうで弾むオカンの声。対する私は、温度差マイナス100度。

えーーーーっ! 行かんて言うたやん! なんで買うねん~!
そう、何を隠そう、2025年大阪・関西万博。その四文字に、私の心は1ミリたりとも動いていなかったのだ。むしろ、今さら万博?くらいに思っていた。(超失礼)
強引な母の作戦勝ち

そやかて、安かったんやもん。要らんかったら友達にあげたらええやん。友達と子どもと一緒に行ってきぃや!
オカンのこの強引さ、昔から変わらない。

……はいはい。まぁ、考えとくわ
(どの口が言うとんねん!とセルフツッコミ)
いい大人にもなって、この親不孝な態度。我ながら、なかなかワイルドである。
忘れかけていたチケットの存在
時は流れ、すっかり万博のことなど記憶の彼方に葬り去っていた私。しかし、運命の日、2025年4月はやってくる。ゴールデンウィークに大阪へ帰省することが決まり、ふと、あのチケットの存在を思い出した。

……しゃあない、行くか
そこで白羽の矢が立ったのが、幼馴染のC子とY子。この二人もまた、万博への興味など微塵も持ち合わせていない、いわば「同志」である。大人3人、子ども3人の珍道中が、こうして幕を開けようとしていた。
消極的すぎる参加表明

えー、券あるん? お金かからんのなら、まぁ、行ってあげてもええで(超上から目線)

タダで行けるなら、ありがたく頂戴するわ~(こちらも本音ダダ漏れ)
こんな調子である。しかし、いざ行くとなると、「あれが見たい」「これが面白そう」と、LINEグループは意外な盛り上がりを見せる。……見せるのだが、問題はここからだ。
致命的な計画性のなさ
普通、万博へ行くとなれば、事前にパビリオンの情報を調べ、効率的な回り方を計画するものであろう。
だがしかし! 私を含めたこの大人3人、自慢じゃないが、全員が全員、絵に描いたような「人任せ」タイプなのだ。 これまでの人生、グループ旅行では常に誰かが計画を立ててくれ、私はそれに

へーい♫
と従うだけの、いわば指示待ち人間(胸を張って言うことではない)。今回は、その「誰か」がいない。
致命的である。
(「じゃあ、にっしーがやればいいじゃない?」という皆様の声が聞こえてきそうだが、その真っ当なご意見は、そっと心の奥底にしまっていただきたい。笑)
ゆるゆる集合で見切り発車
計画を立てるのが面倒くさい。ただそれだけの理由で、誰一人としてパビリオンの予約を試みることすらせず、完全なるノープラン!
「とりあえず大阪万博行ったで!っていう記念写真が撮れたら、それでええよな!」くらいの、恐ろしく軽いノリである。
もちろん、集合時間もゆるゆる。Y子の鶴の一声で、

そんな早よから起きられへんわ~
入場はのんびり12時。かろうじて、その時間の予約だけは確保した。
こんなグダグダな状態で、本当に万博を楽しめるのだろうか?
一抹の不安を抱えつつも、「まぁ、なんとかなるやろ!」精神で、私たちの大阪万博行き当たりばったりの旅は、見切り発車でスタートしたのだった。

これは、前途多難かもしれへんな……
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